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Yury Martynov Erard Piano 1837, Beethoven – Liszt : Symphonies Nos.7 and 1

終楽章はシンフォニックで、管弦楽曲向きだなっと納得させられる。でも、知らないで聞けばベートーヴェンのピアノ・ソナタだと錯覚させられるだろう。前者は《第7番》で、後者は《第1番》に当てはまる。ベートーヴェンがピアノで作曲を構想していったことが感じられると同時に、リストがピアノで演奏することで光り輝く魔術をかけたからだ。リストのオリジナルとして聴いても居住まいの狭さはないだろう。レプリカではなく、修復されたオリジナルだから感じられた。

マンハイムのモーツァルト

聴いてこなかったことに、ぐわぁっぱりしたシュターミッツ兄弟。知らなかったわけじゃない。モーツァルトと同時代のマンハイム楽派の作曲家たちの音楽を集中的に聞いたのは、中学生の時でした。作曲家のレジェンダリーとして初めて話を聞いたのが、モーツァルトがマンハイムを訪れる話でした。ひと月ほどは集中的にマンハイムでの出来事を聞いたと思う。それが、クラシック音楽を漠然と聴くのではなくバックボーンを意識しながら聴くきっかけとなった。有名な作曲家たちの影には、もっと素敵な音楽を作曲した人達がいることを興味持った、そもそもの始まり。

Rainbow – On Stage [Deluxe Remastered Edition] (2012)

「虹を翔る覇者」、「バビロンの城門」をレコーディングする合間に初来日して録音されたライヴ。スタジオ・アルバムとしては3枚目だった「バビロンの城門」からシングルカットされる「キル・ザ・キング」がいち早くプレイされて、今ではハード・ロックを象徴する曲になっている。レコードの発売は1977年。2枚組で1時間ほど。CDでは4面を裏返さないで一気に楽しめる。全6曲は途切れることなく楽しめるように編集し直されている。これは本来の意図とも言えるだろうが、LPレコード2枚組にするために曲順やら、ミキシングの時に妥協した点があっただろう。

海外からロックバンドが続々来日していた1970年代後半。日本人にとっては英国のバンドも、米国のバンドも外国のバンドでしかなかった。一体どれほどのライヴ・イン・ジャパンというアルバムがあるだろう。音的にはどれも良いとはいえない。一体何を期待されていたのか、歓声なのか。見込み利益だろうか。
クイーンのように日本でスターになったバンドもあるね。日本で売れることが登竜門だったのかな。クイーンの場合は、コミックバンドで奇をてらっていると言われていたが歌の実力を日本人が認めた。イギリスでは、何故に Kings でなしにクイーン(同性愛者の女役)としたのかとネーミングが誤解されていたようです。それが日本人は、女王陛下の国から来たナイトたちって観たのね。

さて「虹」の「On Stage」は Polydor からインターナショナル・リリースされたが、そもそもは Oyster レーベル。プレス・リリースで当初「Live in Japan」のタイトルで、一枚物のアルバムになるはずだった。それが発売日直前に延期となり、ドイツで演奏された 「 Still I’m Sad 」が追加収録され、2枚組のリリースとなった。そうなったのはどうも大阪厚生年金会館での出来にリッチー・ブラックモアは満足できなかったと、既発盤のライナーノーツに掲載されています。

そこまでは資料だよりでどぎゃんもしょうがないが、その初来日公演に行った男友達二人の話が聞けた。
Over the RainbowのPAから、リッチー・ブラックモアのギター炸裂。感動です。後は、音の洪水だからねぇ。暫く軽い難聴になった。休憩無しで、2時間近く音の洪水でしたよ。
なつかしー、見に行った、椅子壊れた、アンコール無かった。大阪。手元にLP2枚組のブートレグがあるよ。高校生からすれば凄いお金だった記憶が…
オープニングから最後のオーバーザレインボウまで全部入り。大阪ではないけど日本公演です(歓声の発音がリッチー^^;)。On stage自体はツレから借りた覚えが、disk2は聞いてみたいな。

そのお蔵入りした大阪公演が二枚目にまるごと。壊れた椅子の音も聞こえるかも。
時間的にはCD1よりも長い。CD1は65分ぐらいだけど、CD2は70分みっちり。CDでは演奏がつながっているけど、全曲収録だとすると2時間のライヴの間で曲間は長かったのかな。大阪も含めて編集してライヴ・イン・ジャパンとしてリリースする段取りだったということだからセッティングも機材も同レベルだったと思うけど、音質はCD2は良くないのは大阪のホール自体が要因なのかな、テープの保存状態なのか、CD1の方はリミックスで何か工夫が加味されているのかな。ライヴの時とは曲順は違うんでしょうか。

[収録内容]
CD 1 – Rainbow On Stage – 1976
1. “Kill the King” (Blackmore, Ronnie James Dio, Cozy Powell)
2. “Man on the Silver Mountain/Blues/Starstruck”
3. “Catch the Rainbow”
4. “Mistreated” (Blackmore, David Coverdale)
5. “Sixteenth Century Greensleeves”
6. “Still I’m Sad” (Paul Samwell-Smith, Jim McCarty)

CD 2 – Bonus Tracks. Live At Osaka 9th December 1976
1. “Kill the King” (Blackmore, Ronnie James Dio, Cozy Powell)
2. “Mistreated” (Blackmore, David Coverdale)
3. “Sixteenth Century Greensleeves”
4. “Catch the Rainbow” (Blackmore, Ronnie James Dio)
5. “Man on the Silver Mountain/Blues/Starstruck”
6. “Do You Close Your Eyes” (Blackmore, Ronnie James Dio)

Personnel
Bass – Jimmy Bain
Drums – Cozy Powell
Guitar – Ritchie Blackmore
Keyboards – Tony Carey
Producer – Martin Birch
Vocals – Ronnie James Dio

live recordings from Japan, December 1976 and Germany, 1976
Track A1 not listed on cover.
Intro: Over The Rainbow (Written-By – E.Y. Harburg, H. Arlen )
D1(CD-1 Track 5) is called Sixteenth Century Greensleeves on label

Label: Polydor
Catalog#: 3716816
Genre: Hard Rock
Released Date: 2012/11/5
Format: 2 CD
Timing: 02:15:14


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浦壁信二ピアノ・リサイタル オール・ラヴェル・プログラム in 熊本市健軍文化ホール

『全体25分の長い曲です。途中退屈したり、わからなくなったら、このあと演奏会が追わたらどこに繰りだそう。とか遠慮なく逃避してください。そうして時々、僕の演奏に戻ってきてください』と会場に笑い声を起こさせてリラックスさせてくれた。しかし、それが反面、緊張が解けて音楽に入り込めた。今回の演奏の中で、この『鏡』の第3曲『海原の小舟』の中間部。第5曲「鐘の谷」は白眉だった。後者はゾクッとする閃きを感じたほどです。

“神の手で創られた” 史上最高の女流ピアニスト マルタ・アルゲリッチの日 – 《音楽カレンダー》6月5日 : 視聴できます

美人コンテストに出て、優勝しないでもお仕事が来たり、新しい出会いが始まる。むしろ優勝者よりも面白い未来があったりします。国際コンクールは、入賞することは偉業ではあるけれども達成ではない。遺業に帰されるものではありません。その後に意行とするために活かして欲しいというのが多くの国際コンクールの、開催の本意でしょう。アメリカの名の知れたピアニストのコンクールは、国際的な演奏会を一度だけ公演してくれる。このコンクールの優勝者は10代が代表しています。

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《指揮者の肖像》歌手の上半身裸はよく見るけれども指揮者の裸は彼が唯一かも… Recomended Recordings

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何かがわたしを導いてくれる。・・・そう常々言っている指揮者のズービン・メータ。昨年の東関東大震災のあと、いち早くチャリティーコンサートを開いたのもご縁でしょう。
インド生まれで、初めて西洋クラシックの世界で成功した音楽家。彼が30歳代に続々とリリースしたアナログ・レコードには、そのことが絶えず纏ついていました。
それだけでもエキゾティックな印象を受けたのに、その頃聞いた曲が《春の祭典》であり、おそらくこの曲を最初に聞いた時の指揮者だったのではないかと今朝、改めて気がついたところです。

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今日、ピアノトリオ演奏会『音の万華鏡』を聴きに行きましょう – mp3 Download 有り

筍御飯と白身魚の黒酢あんかけをお昼に食べました。春の味覚、わたしはこの組み合わせが大好きです。この時期はオーディオに易しく、音楽がいつも以上に伸びやかに響く季節。良い音色に触れるには良いと思います。中でもシューベルトの室内楽は生き生きと躍動することでしょう。

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今夜、くまもと森都心プラザホールでピアノ・トリオの演奏会があります。


マーティン・ヘルムヘン(ピアノ)、ヴェロニカ・エーベルレ(ヴァイオリン)、石坂団十郎(チェロ)

 

ドイツを拠点に活躍する3人の若きスターによるピアノ・トリオ。

ピアノトリオは“音の万華鏡”のようなものです。それぞれたくさんの色を持つ3つの形のかけらが絡み合い、映し合い、次々に新しい姿を見せます。

ゴージャスな音の競演をどうかお楽しみください。

アマデウスクラシックス!クラシック専門アナログ初期LP通販:今日、ピアノトリオ演奏会『音の万華鏡』を聴きに行きましょう via amadeusclassics.otemo-yan.net

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くまもと森都心プラザホールでピアノ・トリオ演奏会 ヘルムヘン&エーベルレ&団十郎

指揮者は確か、ノリントンさんなのだろうけれどもベートーヴェンの《トリプル協奏曲》をNHK交響楽団と共演するために、マーティン・ヘルムヘン(ピアノ)、ヴェロニカ・エーベルレ(ヴァイオリン)と石坂団十郎(チェロ)が集う。その日の演奏会だけではもったいない。せっかくだからトリオとしてツアーを組んで欲しい。

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と言う希望の元、三人のコンサート・ツアーが実現したそうです。

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シューベルト・デイ、マーティン・ヘルムヘンで《ピアノソナタNo.20》を聴いた! 寛いだ! http://amzn.to/xgE0TJ

記憶。想い出の時間の中に、その時の音楽も一緒に記録としてとどめてあることがある。思い出話をしている時に、共通の記憶とは別に自分だけの胸の内で再生が開始されている音楽に漂おうとしていることがあります。
或いは、再び訪れた場所で聞こえてくる様な演奏がある。
そういうのは日頃は意識をしていないけれども、通奏低音の様に日々の風音、電車の走行音の間にいつもあったのかもしれない。

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誤解されないで欲しいけど。あの演奏は良かったねぇ、音が凄かったねぇ。と言った類いのものではないシューベルトが、これ。 http://amzn.to/xgE0TJ
一度聞いて、この演奏家の解釈、伝えたいことが『うん、分かった!』という録音は、音楽談義の中で次々と(記憶の中で)Qだし出来るのだけれども、そうで無い演奏がマーティン・ヘルムヘンが録音したシューベルトに感じます。
録音は2007年のことですし、進化形の演奏家には次の録音に期待しよう。と言ったコメントをつけることもある。でも、5年経って聞き直してみて。これはこれで良いんじゃない。そう再認識しました。

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《Classical》ボサノバが好きなら – ペルルミューテルのショパン、南の海の舟歌 – http://amzn.to/wm4AMp

クラシック音楽のとりわけピアノ曲、ピアニストが発する音楽が恋しいものにとってペルルミューテルは神々しい存在です。ショパンとモーツァルト、それにラヴェルは中でも極上。彼の音に接している時間はとっても幸せ。
モーツァルトはショパンを弾くように、ショパンを弾く時はモーツァルトを感じながら。と言われています。ペルルミューテルを聴いていると、その先にあるラヴェル、ドビュッシーが感じられます。

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ヴラド・ペルルミューテル(ピアノ)

ショパン:ピアノ・ソナタ第2番、第3番、舟歌

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